前に載せていたとおり, GC573を購入したのでそのレビューです. たまにこういういきなり違う分野の記事が出てきますがまあ良いでしょう多分…
某ブログのレビューほど詳細に, 網羅はできませんが, とりあえずわかった部分だけ.
開封~取付
外観
GC573は右下です. そのたケーブル類は空きポート等の関係で必要だったので購入しました.
綺麗な光り方をしていて, どことなく高級感があります. キャプチャボード全体で見てもほぼ最上位機種なだけありますね.
中身
中はよくあるようなスポンジ状の緩衝材と, よく見る透明な袋です.
中の箱は, GC573本体の下に取扱説明書とCyberlink PowerDirector 15 for AVerMedia(4K対応)のライセンスキーが入っています.
中身をすべて取り出した状態です. スペック関係はおそらく大丈夫だと思うので, 本体の光り方に対する状態の確認だけしておきました.
見ての通り, PCIex4接続です. 今のMBはx1とx16しか積んでいないものばかりなので, GPUがx8接続にならないように適切なスロット(大体は一番下のx16スロット)に刺しましょう.
取り付けました. 電源にホコリが乗っていたり, ケーブルがあれだったりしますがが気にしないでください(´・ω・`) CPU電源ケーブルは裏配線しようとしてもMB取付後だと左上の裏から通す穴を通れないのです… Phantomは基本は良いんだけど細かいところで…
文字のあたりの部分は光ります. 前述したとおりここの光り方で状態がわかるので基本はつけておきましょう. 一応, 付属ソフトのRECentralから光を消すことができます.
レビュー
ここから, 録画機能周りのレビューです.
240HzとHDRに関しては試していないので省略します. 画面構成的にHDR出力ができない状態のためです(複製だとHDR有効にできない). まあそのままHDRで録画できるらしいので大丈夫でしょう…
画質
おそらく最も気になる部分は画質だと思います. 画質上げるためだけに購入した身です.
微妙に解像度が違うのばバグ? です. (RECentral側の問題かは不明です. 後述) 色の差は恐らくカラースペースの設定差です. ShareはYUV420, RECentralはNV12(RGB等に変更可能)です.
画質比較. 上がShare(4k 60fps H.264 50Mbps), 下がRECentral(4K 60fps HEVC 50Mbps NVENC)です. 下のほうが明らかにブロックノイズが少なく, 地面のディティールが残っていることがわかります.
画面を合成できるMultiモードかつ配信時はHEVCを選択できませんが, 録画ではMultiモードでもHEVCで録画できます. ただし, Singleモードより負荷は上がります.
ちなみに, ともにH.264かつ同ビットレートの場合は画質差が殆どなく, あまり比べる意味はありませんでした.
Multiモードでの配信にあたってはOBSとの比較になり, 画質はエンコード設定を揃えれば当然差はありません.
しかし, OBSでは安定したフレームレートで録画するにはGPU負荷を80%未満くらいにする必要があり, Shareはそもそもゲームのフレームレートが1割程度とはいえ低下しますが, 別PCで録画するこれは気にする必要はありません. 目一杯の高画質でゲームをプレイ,録画配信ができます.
負荷的には, HEVCではGTX1060だとシーン次第では少し厳しくなるかもしれません. 1070でも極端にカメラを振り回したりすると少しフレームレートが落ちる瞬間がありました.
解像度に関して
RECentralで録画品質をHEVCかつ1920×1080または3840×2160で作成して録画すると, 縦が微妙に違う解像度になる問題がでました. Explorerからプロパティを確認するとやっぱり変な値になっています. 録画品質を最高にするとH.264だからか問題ありませんでした. OBS使えばいいだけですが…
どちらにせよ, とりあえずフィードバックは出しました.
どのみち画面合成してHEVCでの配信は非対応なので配信はH.264として, 録画の際はしばらくはH.264で超高ビットレートで録って, 後でHEVCに変換するしか無いですね. でもそれならOBSで良いような?
その他
このGC573はHDMI2.0bのみで, DPはありません. 今どきのGPUはHDMI端子が1つだけとか普通にあるので, DPも欲しかったところです. まあPC2台がかりでどうこうよりCS機を録画のほうが多いとは思うのでそうなるのでしょう.
PowerDirectorの機能制限版がついてきますが, 悪くはないです. あまり動画編集はしないのではっきりとはわかりませんが, パーティクルの設定ができないことが目立つくらいだと思います. 基本的な機能は大体使えます.
AviUtlはメモリ周りで4Kをまともに扱うことはできないので, 乗り換えにもいいかもしれません.
まとめ
GC573は非常に高性能なキャプチャカードです. RECentralのバグを除けば概ね満足です.
ShareもOBSも1つのPCで処理を行う場合はゲームのフレームレートや画質設定に影響してきますが, PC2台持ちでそれも性能が高いなら, 画質を追い求めて買うのもありだと思います.
2台に分けるだけでfacerigで合成してもまだまだ余裕があります. PCゲームでいろいろ合成して配信するならあったほうが良いでしょう. 逆に録画だけなら少し手間がかかりますが高ビットレートで録画して後でエンコードでも良いと思います.
RECentral等で合成したものを全画面表示して, その画面を他のやつで録るなんて変則的なこともできますが, 利点があるかは謎です.(Shareで撮れば動画のフレームレートが安定するとか? 試していないです)