中華モニター箱

おもちゃ代わりに買った中華モニターレビュー(cocoparのやつ)

※大した機材は無いので細かいレビューはできません.

Amazonにたくさんある小型の中華モニターの1つを買いました. cocoparのやつです. これがPCモニターでは11台目です. 最も古いものでも9年前ですが, 1台だけ普通に故障した以外はまだすべて元気に動きます. 色温度低下や明るさ低下があるものはありますが…

ちなみにこいつです.

ちなみに, 同梱物にはありがとうとかかかれた物が入っていました. そこにレビューしたらタブレットスタンド贈りますと書かれていたので, 後でここの内容を要約したものを投下してこようと思います.

Type-CケーブルはGen2でHDR対応らしいですが, PCの位置関係的に短すぎたので, 手元にあったPhilipsの例のHDR600モニターについてきたGen1ケーブルでType-Cポートと接続しました. HDRは使えないですがまあいいでしょう.

ちなみにType-C Gen2は規格では1mまでで, それ以上はアクティブケーブルで延長するしかなさそうなので却下です.

RTX2080TiのType-C端子からこれ1本で最大輝度で動作することを確認しました. 最近はType-C接続が増えているので丁度いいですね.

いいと思います. 目視ですが間違いなくAdobeRGBです. 本物かはわかりませんがAmazonのレビューに計測したものがあっておそらくそのとおりの色です.

一般向けには色が強すぎるといえば強すぎますね. 最近のHDRモニターによくあるDCI-P3もsRGBより広色域なので何も知らずに使うと色が強すぎる!!ってなりますね. ちなみにsRGBモードはありません.

あと初期設定では若干赤いですが, RGB値は調整できます.

サブピクセルはちゃんとRGBストライプ配列です. このサイズで高解像度だとペンタイルの物があったりしてひと目で分かる差があるのですが, 大丈夫でした.

カラープロファイルの設定を忘れずに.

白黒

そこら辺のIPSモニターよりはるかに良いです. RGB値がFEFEFEとFFFFFFの区別は付きますし, 030303と000000もなんとか見えます. その辺のモニターではまず区別がつかないのでよくできていると思います.

下に黒一色と白一色の画像を貼り付けています. 結果は誇張されているので実際に見るとほとんどムラは感じません. 黒は暗闇で表示してようやく分かる程度, 白は真っ白な画面で右下が少しだけ暗く感じる程度で悪くないと言えます.

視野角

問題ありません. 178度/178度です.

表面加工

ノングレアで標準です. とはいえ27インチモニターで離れて見るとかならそこまで気になりませんが, 15.6インチだとそれなりに近づいて見るので少し気になります. ノートPCにグレアが多いのはこの辺の理由もありそうですね.

輝度調整

明るい方向, 暗い方向ともに十分です. 一般に最大輝度で運用することは無いのでいかに暗く出来るかが案外重要になってきて, 最低輝度でも明るいモニターもあったりするのですが, これは問題ないと思います.

何cdかまでは未計測です. i1 Display Proほしい…

応答速度

遅いです. 公称値の5msは黒白黒かそもそもが間違いかではないでしょうか. 大方クリエイター向けノートPCに使われるものをそのまま使っていると思われるので, そんなもんだと思います. オーバードライブ有効化してもやっぱり遅いです.

広色域モニター(特にAdobeRGB)に応答速度まで求めるのは求め過ぎです.

Q. 例のUFOはないの?

A. いいカメラが無いので撮れませんでした😢

遅延

若干遅いですがそこまで問題はないです. 遅延に敏感な人がわざわざ遅延を気にしながら操作しない限り気が付かない程度に収まっています. ただ格ゲーやFPSは厳しいです.

大分前に購入したPhilipsの328P6VUBREBよりは早いので悪くはないといったところ.

OSD

必要最低限の機能は揃っています. 明るさ, コントラスト, 赤緑青(+色温度), HDRモード等あります. 6色調整のような高度なのは無理です.

スタンド(保護カバー)

微妙です. とてもではないですが使いやすいとは言えません. ゴムの位置が悪くて寝かせるかほぼ垂直にするかの2択です. 普通の机で画像の通りに立たせるのは至難の業です.

とはいえカバーとしても使用できるのはいいですが, 磁石でくっつけるだけなので外れやすいです.

総評

星9/10くらいでしょう. 不満点は応答速度とスタンド(保護カバー)くらいで, あとは高い完成度だと感じます. 値段を考えれば十分です. AdobeRGBで動画とかに使おうと考える人はあまりいないと思うので実質マイナス点はスタンドだけと言えます. モバイル向けの薄さと重量で高画質広色域なのは非常にいいと思います.

色域と応答速度からして出先での画像編集, raw現像等, 主に写真を扱うものが向いています. イラストもカラマネに対応していれば良いと思います. ゲームはゲーム次第でノベルゲーム等動きが少ないものが主になると思いますが, 広色域が良く出るか悪く出るかは絵次第ではないでしょうか. 動画は残像が気になります.

Windowsがデフォルトで全ソフトカラマネ対応できるようにしてくれれば嬉しいのですがねえ…

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